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2015年1月19日 (月)

障害基礎年金の障害認定の地域格差④

こんにちは

ニュースや新聞等でもご存知の方も多いかと思いますが、
東京江戸川区の葛西臨海水族館のマグロですが、
今日さらに2匹が死に、残りが11匹になってしまっているとのことです
元々は160匹いましたので、実に9割が死んでしまったことになります。
原因は今のところ分かっていないようですが、
何でも死んだマグロの多くは、背骨が骨折しているようですね。
何故このようなことが起きるのか?
原因の究明が待たれるところです

さて、障害基礎年金の障害認定の地域格差の4回目。
先ずは精神障害、知的障害における就労状況の評価との関係について。

診断書の裏面の真ん中より下あたりに、
請求者の就労状況を書く欄があります。

Dsc_0662_4









今回の調査では、ここに記載があるものとないものについて、
等級非該当との割合に差があるかどうかが確認されました。
それによると、記載がある場合の非該当割合は12・5%、
ない場合は11.9%であり、大きな差異はみられなかったとの結果が出ました。

しかし、ここの部分の記載の有無だけで判断するのは非常に危険だと考えます。
単純に就労ありなのか無しなのかだけでなく、
就労ありの場合でも休職中なのか、
休みがちなのか等は決定に大きな影響を与える筈ですので。

これから精神障害、知的障害で障害年金の請求をされる方は、
「ここの記載は関係ない」とは絶対に思わないで下さい。
特に休職中などの方については、きちんと主治医にその旨を伝え、
現在の就労状況を正確に書いて貰うようにして下さい。

また、これに関係する調査では、ちょっと興味深い結果が出ていたので紹介します。

○…審査のポイントは就労の継続期間、頻度、収入など様々であることが分かった。


障害認定基準や障害認定要領において、
収入』を考慮するとはどこにも書いてありません。
しかし、社会保険審査会(不服申立ての2回目)の公開審理において、
請求者の収入に言及しているものがあると聞いたことがあります。

一般的に、収入が多い程責任も重く、重労働であるということから、
収入が高い人はそれだけ労働能力があるという風に決めつけられているということです。
今回、この調査結果に収入が調査のポイントになっていることが書かれていたことは、
非常に興味深いことだと思います。

次に、初診日が不明であるため却下となった割合については、下記の調査結果が出ていました。

○初診日不明による却下処分となった割合は、全体で0.7%、
 最も割合の高い県で2.9%となっている。
○全体として初診日不明により却下となった件数が少ないため、
 初診日の判定にかかる地域差の傾向を確認するのは困難であった。


正直、これでは何の参考にもならないというのが正直な感想です。
ただし、初診日不明による却下処分となった割合が全体からすると相当に低いことをもって、
初診日はどうでもいいとは絶対に考えないでいただきたいと思います。

現在、再審査請求をしている案件に、
初診日不明により障害基礎年金が認められなかったものがあります。
因みに、障害の程度は完全に2級に該当するものです。
しかし、初診日が明確でないことで、障害基礎年金が認められていません。
この案件は、審査請求から請け負った(最初の障害年金請求はご自分でされた)ものですが、
最初から私がお手伝いをしていたならば、
元から違う結果になったのではないかと思われるものです。

勿論、私がやったら無くなっているカルテが出て来るというものではありません。
しかし、慎重に請求を進めることで、それなりの証拠が出て来ることがありますし、
一つの証拠では弱くても、それを組み合わせることによって認められることもあります。
また、非常に複雑で分かりにくい案件については、
私たち専門家が意見書を付けることで、
審査において間違った判断をされるリスクが減って来るものと考えます。

さらに、20歳前障害の場合は、必ずしも初診日が確定していなくてもいいケースもあります。
初診日が20歳前にあることが証明できれば、
きちんとした初診日が分からなくても認められることもあるのです。
(この辺りは素人判断は非常に危険ですので、出来れば社労士の協力を仰いで下さい。)

今回書いた就労についてと初診日については、
このデータだけではちょっと誤解を与えてしまう可能性があると私は考えます。
両方とも非常に重要ですので、請求の際にはくれぐれも軽く考えないで下さい。

これまで4回に渡って、厚生労働省で行った調査結果の感想を書きました。
しかし、これだけで地域格差を吟味するのは危険だと思います。
もう少し書きたいことがありますので、続きはまた次回
(長くて申し訳ございません。次で終わる予定です


障害年金の請求代行@熊本
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たびら社会保険労務士事務所
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