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2013年10月28日 (月)

年金の歴史⑥

こんばんは

昨日は障害年金の相談者にお会いするべく、県外に行っていました。
(どこの都道府県かは、敢えて書きません)
そして、その方から請求代行のご依頼をいただきました。
疾患名は”線維筋痛症”、体中に激痛が走るという原因不明の難病です。
昨年、認定の困難な認定事例ということで、
4つの疾患についての認定事例が通達で出ていましたが、そのうちの1つに挙げられるものです。
障害年金が受給されても病気が治る訳ではありませんが、
経済的な不安は少しは和らぐものと思います。
ご依頼者様に年金証書と笑顔を届けられるように頑張ります。

さて、年金の歴史の6回目。

昭和36年4月に国民年金法が全面施行され、完全ではないにせよ、
国民皆年金が実現しました。

しかし、サラリーマンの妻などは任意加入といって、
加入するか否かは本人の意思にゆだねられていたこともあり、
高齢になっても老齢年金を貰えなかったり、障害年金が支給されなかったりといった、
大きな問題が生じいていました。

また、産業構造の多様化による財政基盤の不安定化、
複数の制度から1人の人が複数の年金を貰うという重複給付、
給付と負担の負担の両面での制度間の格差、
転職などによって、各制度に加入した者の受給手続きの煩雑化などの問題も生じていました。

そこで、国民全員を対象とした年金制度の必要性が高まり、
昭和61年の年金制度の大改正が行われました。
ここで国民年金を全国民共通の基礎年金とし、
被用者(勤め人の)年金については、
報酬比例(お給料に比例するという意味です)部分を支給するという、
いわゆる2階建て年金制度が完成しました。

この後も、年金制度は何度も法改正を繰り返しています。
それによって、年金制度は相当に複雑になっています。

因みに、昭和61年の大改正前の年金法を旧法、改正以後を新法と呼びます。

今回まで全6回に渡って、年金の歴史について書きました。
こんなに長く書くつもりはなかったのですが、
結構長めのシリーズになってしまいましたね

でも、勿論これだけではありません。
沖縄特例や中国や樺太残留邦人のこと、保険料免除制度の変遷、
年金支給開始年齢引き上げ、物価スライド特例、マクロ経済スライドなど、
年金の歴史を語る上で重要な項目はまだまだ沢山あります。
(私が知っていることなど、氷山の一角に過ぎません)

何かの本に、年金は化け物だと表現してあるものがありました。
本当にそれくらい複雑怪奇なものなのです。

昨年、税と社会保障の一体改革として、年金法改正の法案が通りました。
昨年10月からの時限立法である保険料後納制度の10年間延長や、
今月から始まった物価スライド特例措置の解消、
来年4月からの改正(父子家庭にも遺族基礎年金を認める、
1年待たなくても障害年金の額改定請求が出来るなど)等も行われます。

今後も年金制度は様変わりし、それに伴って今以上に複雑化していくものと思われます。
私も取り残されないように、法改正はきちんと追っていかなければなりません
本当に大変な制度です



障害年金の請求代行@熊本
たびら社会保険労務士事務所
電話:096-221-1318
http://www.tabira-sr.com





 

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