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2013年9月 9日 (月)

毎月1回以上払いの原則と一定期日払いの原則

こんばんは

今日、インターネットを見ていたら、うつ病と統合失調症の判別方法を、
東京の国立精神・神経医療研究センターのグループが開発したとのニュースが出ていました。
この2つの疾患は共通する症状も多く、なかなか見分けることが難しく、
間違った診断で治療を進めてしまうケースも少なくありません。
脳の画像データを調べることで、
約80%の確率で2つの疾患を判別することが出来るそうです。
(詳細はコチラからどうぞ)
実際、私が障害年金の相談を受ける中でも、医師によって統合失調症と診断されたり、
うつ病と診断されたりと、途中で病名が変わったというケースはよく耳にします。
それくらい、両者の判別は難しいのでしょう。
適切な治療を行うには、先ずは正確な診断が絶対に必要です。
1日も早い実用化が待たれるところです。

さて、今回は『毎月1回以上払いの原則』と『一定期日払いの原則』について書きたいと思います。

先ずは『毎月1回以上払いの原則』から。

これも読んで字のごとくです。
賃金は毎月1回以上支払わなければなりません。

年俸制の場合であっても、最低でもそれを12で割って、毎月支払うことはしなければなりません。
勿論、毎月1回以上ですので、日払いや週払いであれば当然OKです。

次に『一定期日払いの原則』について。

先記の『毎月1回以上払いの原則』をきちんと守ったとしても、
例えば9月は1日に、10月は31日に賃金が支払われたとしたら、
その間は2ヵ月近く開きがありますので、
労働者の生活という観点で考えると非常に困ったことになってしまいます。

したがって、きちんと一定の期日を定めて支払わなければならないというのが、
この原則の趣旨です。

ここでいう『一定の期日』とは、例えば月給であれば『毎月15日』とか『毎月末』とか、
週給であれば『金曜日』という決め方でも構いません。

ただし、『毎月20日~25日の間』とか、
『毎月第3金曜日』という決め方は一定の期日とは言えません。

一方で、支払い日が休日と重なる場合に、
その前後のいずれかの日に繰上げまたは繰下げて支払い日とすることは可能です。
ただし、この場合には予め就業規則への定めが必要になって来ます。

ところで、『毎月1回以上払いの原則』と『一定期日払いの原則』には、
3つの共通する例外があります。

①臨時に支払われる賃金
⇒退職手当や結婚手当、出産手当などのように、臨時的、突発的に支払われるものや、
 支給条件を定めていても、
 支給事由発生が不確定で極めて稀に発生するものがこれに当たります。

②賞与
⇒まあ、当然ですよね。ボーナスが毎月支払われるなんていう会社はありませんよね

③その他これに準ずるもので厚生労働省令で定める賃金
⇒1ヵ月を超える期間の勤務成績等によって支給される精勤手当、
 勤続手当、報奨金等がこれに当たります。

今回まで5回に渡って、賃金の支払い方のルールを見て来ました。
これらのルールは、労働者の生活の糧である賃金が、
確実に労働者の手に渡るように設けられています。

それぞれ読んでいくと、当たり前といえば当たり前のことが書いてあることが分かります。
一方で、口座振込のように、現在では一般的になっているので、
労働者の同意を得ていないという事業所も少なからずあるのではないでしょうか?

賃金は労働者にとっては生活の糧となる重要なものです。
一方、使用者にとっても、労働の対価として支払わなければならないものです。
しっかりとルールを守って、トラブルのない労使関係を構築していただきたいものです。



障害年金の請求代行@熊本
たびら社会保険労務士事務所
電話:096-221-1318
http://www.tabira-sr.com





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