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2013年6月 3日 (月)

割増賃金④

こんばんは

昨日は社労士受験生向けの第1回模試が行われ、1日試験監督をしていました。
何人かの方とお話ししましたが、「いや~全然ダメです」と落ち込まれている方もちらほら・・・。
模擬試験は、現在の実力を測るという目的も勿論ありますが、それ以上に大事なのは復習です。
今日出来なくても、本試験で同じような問題が問われたときに、
ちゃんと正解が導き出せればそれでOKです。
模試は点数がはっきり出る為、どうしても一喜一憂してしまいますが、
1日も早く気持ちを切り替えて、何度も復習をして、
実力アップを図って下さい。
まだ約3ヵ月もあります。
これからの頑張り次第で合格が見えて来ます
肉体的にも精神的にもかなりハードですが、一緒に頑張って行きましょう

さて割増賃金の4回目(最終回です)。
今回は例外について書きたいと思います。

先ずおさらいなのですが、割増賃金が必要になるのは、下記の3通りでしたよね。

①法定労働時間を超える労働がなされた場合
②法定休日に労働した場合
③深夜業

このうち①と②については、下記の3つの場合は割増賃金は発生しません。


Ⅰ:農業、畜産業、水産業に従事する者(林業は含まれません)
Ⅱ:管理監督者
Ⅲ:監視または断続的労働に従事する者


Ⅰについて。
農業、畜産・水産業者は労働基準法の労働時間、休憩、休日の規定が適用されません。
これらの業種は天候等の自然に影響されることが多く、
季節的な繁閑の差が大きいため適用除外となっています。

Ⅱについて。
管理監督者についても、労働基準法の労働時間、休憩、休日の規定が適用されません。
ただしここで注意をして頂きたいのですが、一般的に言うところの管理監督者と、
労基法上の管理監督者は必ずしも同じとは言えません。
従って、部長、係長、店長といった一般的には管理監督者と呼ばれる人であっても、
労基法上の管理監督者ではないとの判断がなされる場合は、
労働時間、休憩、休日の規定が適用されることになります。
(名ばかり管理職などという言葉は聞いたことがあるかと思います。)
因みに、労基法上の管理監督者かどうかの判断要因、補足要因については、
このブログ
『管理監督者とは』をご参照下さい。

Ⅲについて。
監視または断続的労働に従事する者は使用者が行政官庁の許可を受ければ、
労働時間・休憩・休日の規定が適用されません。
例えば、守衛・重役などの専属運転手、団地の管理人、ビル警備員などがこれに当たります。
先ほど行政官庁の許可と書きましたが、
前記の業種であっても精神的・肉体的負荷が大きければ、
監視または断続的労働に従事する者とはみなされず、許可は下りません。
その場合は、通常の労働者と同様に労働時間、休憩、休日の規定が適用されることになります。
(監視または断続的労働については、後日このブログでも詳しく書きたいと思います)

Ⅰ~Ⅲに該当する場合は労働時間、休憩、休日の規定が適用されませんので、
何時間働いても、いくら休日労働したとしても割増賃金が支払われることはないのです。

いかがでしょうか?
ちょっと解説が難しかったのではないかと反省しております
とにかく、Ⅰ~Ⅲの場合は、①②の割増賃金の支払いは不要だと覚えておいて下さい。

これらの場合であっても就業規則などに法律を超える割増賃金の支払いの規定が書かれている場合は、
やはり支払い義務が生じます。

これをお読みの使用者の方。
ネットで就業規則をダウンロードして、そのまま使っているというケースもあるかと思います。
でも、そういう就業規則は大企業並みの待遇になっていることがあります。
しっかりと中身を確認しないと危険ですよ。

それと、出来れば社労士に依頼して、御社に合った就業規則を作ることをオススメします。
私で良ければ
コチラからご相談下さい。



障害年金の請求代行@熊本
たびら社会保険労務士事務所
電話:096-221-1318
http://www.tabira-sr.com




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