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2012年12月29日 (土)

社会的治癒が認められなかったケース②

こんんばんは

今日はこれから、今年最後の忘年会に行きます
久しぶりに友人たちと集まるので、今からとても楽しみです
明日、朝から仕事が入っているので、流石に飲む量は抑えますけどね

さて、『社会的治癒が認められなかったケース』の2回目。

今回の事例は、社会的治癒が認められず、20歳前障害(障害基礎年金)と判断されました。
障害厚生年金と障害基礎年金では、金額にかなりの差が見られますし、
20歳前障害については、福祉的な意味合いが強いため、通常の障害年金と比べて、
いくつかの制限が設けられています。
(このブログ
『20歳前障害』をご参照ください)

・・・で、何故社会的治癒が認められず、初診日が20歳前と判断されたのか?

理由としては、下記の2点が挙げられます。

①移植前の腎不全と移植後の腎不全とは相当因果関係がある。

これは当然ですよね。
移植した腎臓の機能低下が、人工透析をしなければならない結果を生み出した訳ですから。

②免疫抑制療法は、予防的服薬の範疇にあるものとはいえない。

皆さんは、免疫反応というものをご存知でしょうか?
人間の体は自己防衛のため、異物などが体内に侵入した時にはそれを攻撃して、
自己を守ろうとする働きがあります。
これを免疫反応と言います。

ところで、腎移植を行うということは、
元々自分のものではない腎臓を体内に入れている訳ですよね?
免疫反応によって、移植した腎臓を攻撃しては非常にマズイ。
そこで、免疫抑制剤を投与することにより、
移植した腎臓に対して拒絶反応が起きないようにします。
これを免疫抑制療法と呼びます。

ところで、社会保険審査会の裁決文には次の様に述べられています。


(前略)・・・持続的服薬があっても、
それが予防的服薬の範疇にあると認められ、寛解状態が相当期間続き、
社会保険の被保険者として健常者と変わりない職業生活を送っていると判断できる場合は、
社会的治癒を認めている・・・(後略)。


今回のケースは、予防的服薬の範疇として考えられるか否かが問われた訳です。
さらに裁決分は続きます。


免疫抑制療法は、体内に異物を取りこんだことにより現に生じている免疫反応を、
・・・(中略)・・・、相当程度の侵襲的手法により抑制するというものであり、
到底、上記予防的服薬の範疇にあるものとは言えない。


因みに、腎移植後の慢性腎不全で社会的治癒が認められなかったケースは他にも存在します。
傷病により、社会的治癒の解釈には相違があるということでしょう。

前にも書きましたが、社会的治癒が認められるか否かで初診日が変わってきますので、
人によっては非常に重大な意味を持ちます。

このように、社会的治癒については、必ず認められるという訳ではありません。
また、認めて欲しいケースだけでなく、認めて欲しくないケースもありますので、
診断書、申立書の内容についても、慎重な記述が求められます。

特に病気がある一定期間が経過してから再発した場合は注意が必要です。
そのような方は、障害年金を専門とする社労士に相談することをオススメします。
私で良ければ
コチラからお願いします。



障害年金の請求代行@熊本
たびら社会保険労務士事務所
http://www.tabira-sr.com




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