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2012年11月23日 (金)

障害年金の対象とはならない疾患①

こんにちは

先ほどまで障害年金の相談を受けていました。
閉塞性血栓性血管炎(ビュルガー病またはバージャー病と呼ばれる)というご病気の方で、
その為に日常生活や労働に相当な支障をきたして困られているということでした。
(ご本人様のプライバシー保護のため、これ以上詳しい事は書けません。ご了承ください。)
この障害年金という制度は、
ほとんどの傷病に対応しています。
それに障害年金は保険制度ですので、
ある一定期間保険料をきちんと支払っている場合しか支給されません。
現在払っているかどうかではありません。
詳細はこのブログ
『保険料納付要件』をご参照下さい。)
要するに、障害年金が支給されることになんら後ろめたさを感じる必要はないのです。
(病気で年金を貰うなんて申し訳ないと思っている方も多いので、
敢えてこういう表現を使っています。)
権利として、障害年金の制度を利用出来ることを知っておいて欲しいと思います。

さて、今回のテーマは『障害年金の対象とはならない疾患』についてです。
冒頭にも書いたとおり、障害年金はほとんどの傷病に対応しています。
「ほとんど」ということは一部例外もあるということです。

その例外は、具体的には下記の傷病等になります。

鼻腔機能の障害     : 臭覚脱失
精神の障害        : 人格障害(原則)、神経症(原則)
神経系統の障害     : 疼痛(原則)
呼吸器疾患による障害 : 加療による胸郭変形
肝疾患による障害    : 慢性肝炎(原則)
高血圧症による障害   : 単なる高血圧のみ

(原則)と書いてある疾患について見て行きましょう。
上記にも4つの傷病等について原則と書いてありますよね?
ということは、認定されることもあり得るということです。

ここでは、4つそれぞれの障害認定要領
(障害認定をする際のルールと思って下さい)を見て行きたいと思います。

【精神疾患】(障害認定基準第8節/精神の障害より抜粋)

・人格障害は、原則として認定の対象とはならない。
・神経症にあたっては、その症状が長期間持続し、
 一見重症なものであっても、原則として、認定の対象とはならない。
 ただし、その臨床症状から判断して精神病の病態を示しているものについては、
 統合失調症またはそううつ病に準じて取り扱う。


先ず人格障害については、原則対象外と書いてあるだけで具体例が示されていません。

次に神経症についてですが、例えば下記のようなものがこれに当たります。


・パニック障害
・不安障害
・適応障害
・PTSD
・対人恐怖症
・脅迫障害 etc…


このような診断名が付いている場合は、
原則として障害年金の対象外す。
勿論、上記のように精神病の病態を示しているものについては対象となりますが、
心の病気は検査数値などで表れるものではないため、
なかなかその判断がしにくいのが現実です。

神経症に関しても、認定されるのは相当に難しいと言えましょう。

また、精神疾患については、診断書にICD-10コードの記入が求められています。
(詳しくはこのブログ
『ICD-10コードとは』をご参照ください。)
必ずチェックして、記入漏れがあれば医者にすぐに書いてもらいましょう。

それと、自律神経失調症については対象外とは書いてありませんが、
実際に認定されることはないようです。
ご注意ください。

残り2つについても書きたいのですが、
長くなって来ましたので、続きはまた次回



障害年金の請求代行@熊本
たびら社会保険労務士事務所
http://www.tabira-sr.com




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