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2012年10月28日 (日)

労災隠し②

こんにちは

朝から娘が「お腹が痛い」と訴え、暫く布団に寝かせていました。
「お腹痛いのが治ったら、一緒に公園で遊ぼうね」と私が言ったら、
「お腹痛いの治った〜」と、暫くすると元気になっちゃいました
病は気からとはよく言ったものです
それに目標や目的があれば、「痛い」の「痒い」のは気にならなくなりますよね
公園では、さっきまでお腹痛いと言っていたのが嘘のように、
元気にブランコを漕いでいました

さて、今回は労災隠しの2回目。
何故、労災隠しをするのか?その原因を考えてみたいと思います。

①会社が労災保険に加入していない。
⇒小規模な個人経営の農林水産業においては、一部暫定任意適用事業といって、
労災保険の加入するか否かは事業主の任意に任されているという部分もありますが、
殆どの事業については『強制適用』、つまり事業主の意思に関係なく、
一人でも労働者を使用する場合は、労災保険に加入することになっています。
要するに、入っていないこと自体が法律違反なんですね。

事業を開始する際は、『保険関係成立届』を所轄の労働基準監督署に提出する必要があります。
故意または重大な過失によりこの『保険関係成立届』を提出しておらず、
その間に労災または通勤災害事故が起きてしまった場合は、
労災の保険給付額×40%〜100%の支払いを、保険給付の度に求められます。

くれぐれもこの様なことがないように、
事業を開始したら『保険関係成立届』を提出するようにしましょう!

手続きがめんどくさいという事業主の方は、
tabira-sr@sf.kcn-tv.ne.jpまでお問い合わせ下さい。

②労災保険を使うと保険料が高くなる。
⇒車についても保険を使うと等級が下がり、次回の保険料が高くなりますよね?
それと同じで、労災保険もその件数が多くなればなるほど、保険料も割高になって来ます。
(受験生の皆さん、これをメリット制と呼ぶんでしたよね?)
逆に使わなければ安くなるという点も、車の保険と同様です。
こうすることにより、事業主間の費用負担の公平性を図り、
災害防止努力を促進することにも繋がります。
・・・だからと言って、隠せばいいというものではありません。
(何度も言いますが、労災隠しは犯罪です

③労災を使うと元請けから使ってもらえなくなる。
⇒建設業においては、1つの現場に元請け会社、下請け会社、孫請け会社・・・というように、
数次の請負関係会社が一緒に働いているということがよくあります。
この場合の労災の適用は、元請けのみをこの現場の事業主として取り扱うことになります。

例えば、孫請け会社の労働者が労災事故に遭い大怪我をしたとしても、
元請け会社の労災保険が適用されるということです。
当然、②で書いたメリット制の適用も、元請け会社においてなされることになります。
なので、あまりにも労災事故が頻繁に起きる下請けや孫請け会社については、
事業主の安全配慮義務がなされていないとして、元請け会社が使いたがらないということが考えられます。

そうなると、下請けや孫請け会社にとっては死活問題ですよね?
したがって、労災を隠すことに繋がっているようです。
しかし、これも間違っていますよね?

この他にもあるとは思いますが、代表的なものを挙げてみました。

前にも書きましたが、労災保険は労働基準法の災害補償責任を肩代わりするものです。
労災隠しをしようと被災労働者に持ちかけても、その家族が黙っていないことがあります。

最近はネットで検索すると幾らでも情報は出てきますし、
掲示板で質問するとそれに第3者が答えてくれるというサイトも存在します。

労災を隠そうと考えず、
きちんと所定の手続きを取り今後の再発防止に取り組むことが大切だと考えます。



障害年金の請求代行@熊本
たびら社会保険労務士事務所
http://www.tabira-sr.com




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